重たいペダルと、消えない未練
前回の記事で、見事に「ママチャリ風クロスバイク」をつかまされ、カッコいいおじさんへの道が絶たれてしまった僕 。
「通勤用だから仕方ない」と自分を納得させようとしましたが、どうしても気が収まりません 。
家に帰り、パソコンを開いてAmazonで「クロスバイク」を検索する日々 。
画面の中には、シュッとした細いタイヤ、直線的なフレーム…僕が本当に欲しかった「カッコいい自転車」たちが並んでいます 。
しかも、運命のいたずらか、「タイムセール」の文字が光っているではありませんか 。
2台持ちなんて、贅沢すぎる?
ここで猛烈な葛藤が始まります 。
- 天使の僕: 「ちょっと待て。ついさっき自転車を買ったばかりだろ? 2台も持ってどうするんだ。もったいない!」
- 悪魔の僕(?): 「でも、今の手元にあるのはシティサイクルだぞ。あんな重い自転車で、カッコいいおじさんになれると思っているのか?」
買いたい。
でも、もったいない。
画面の前で腕組みをして、僕は長いこと悩み続けました 。

限界だった「心」のガス抜き
なぜ僕がここまで、たかが自転車一台に執着したのか?

冷静に考えると、
それは単なる物欲ではなく、
溜まりに溜まった「ストレス」のせいだったのだと思います 。
実は現在、奥さんが体調を崩していて、僕は自分の仕事に加え、家事や買い物、奥さんのケアを一人でこなしています 。
毎日、会社と自宅とスーパーの往復だけ 。

飲みに行くこともなければ、仕事友達と遊ぶ時間もない 。
家に帰れば夕飯を作り、ずっと奥さんのそばにいる生活 。
ケアマネジャーさんや訪問看護師さんは「根を詰めずに、たまには息抜きをして」と優しく言ってくれますが 、
現実はなかなかそうもいきません。
自分でも気づかないうちに、僕はパンク寸前だったのです 。
その瞬間、「神の声」が聞こえた
悩みすぎて思考停止しかけたその時、脳内に「神の声」が響き渡りました 。
『おい、お前はどうしたいんだ?』 『クロスバイクが欲しいんじゃないのか?』 『いつまで悩んでいる! 買えばいいじゃないか! 早く買え!』
その声を聞いた瞬間、僕の中で何かが吹っ切れました。
そうだ、毎日これだけ頑張っているんだから、ご褒美があってもいいじゃないか 。
それで僕がポチった自転車がこれです ↓

← それで僕がポチった自転車がこれです!
3万円で「風」と「優越感」が買えるなら
確かに、3万円(正確には29,800円)の出費は安くありません 。
でも、計算してみたんです。
- この自転車があれば、毎朝の通勤で軽快に風を切れる 。
- マンションの奥様方から「ワッシィさん、カッコいい〜!」と言われる(かもしれない)優越感に浸れる 。
- 何より、この鬱屈としたストレスが大幅に軽減されて、明日も頑張ろうと思えるなら… 。
「3万円、安い買い物じゃないか!」
そうポジティブに開き直った瞬間、僕の指は「注文を確定する」ボタンをポチっていました 。

震える指でポチった結果…
こうして、我が家に「2台目の自転車」がやってくることになりました。
もう後戻りはできません。
しかし、Amazonから届いたのは、僕の想像を絶する「巨大な箱」でした。
次回、いよいよ「通販自転車」との格闘が始まります。
(つづく)
次回予告 玄関を塞ぐ巨大なダンボール。中から出てきたのはバラバラのパーツ?! 説明書と格闘し、ブレーキ調整に挑むワッシィ。「4台目」の経験則が火を噴く!
次回、『【実録】通販ロードバイクは怖くない!組み立てのコツと防犯登録の裏技』。 お楽しみに!

テレビでヤングケラーや高齢の両親を介護する方の放送を見たことがあります。
その時は
「たいへんだなぁ!」・「気の毒に・・・!」なんて誰もと同じように感じていました。
まさか自分がこのような状況になるとは思わないから他人事でした。しかしいざ自分がケアラーになってしまった。そんな僕だからわかります。
あなたのストレスは誰にもわかりません。あなたの辛さは誰にもわからないのです。誰かに愚痴をこぼす事もできず、全部自分で抱えてしまってはあなた自信が大変です。
限界になる前に、誰かに助けを求めていいんです。ストレスに押しつぶされる前に上手に吐き出して下さいネ!